花子さん《短》
「さ、帰ろうか。」
支度の終わった花子さんは
舞子に笑顔で言った。
舞子は蛙が何匹も勝手に
入るわけないのに……
どこまで優しい人なんだと
尊敬していた。
『…あ、うん!帰ろう。』
そう言って2人はランドセルを
背負い校舎をでた……。
『花子さんは城ヶ崎さんとかの
ことどう思ってるの?』
「……え?どうって普通に
クラスメイトだよ(笑」
そう言って笑う花子さんは
どこか悲しげだった……