【完結】私、実はサレ妻でした。
◇ ◇ ◇
「四葉さん、お待たせしました」
そして翌日の10時、私は四葉探偵事務所に足を運んだ。
「奥さん、お呼び出してしてすみません」
「いえ」
宍倉円香と夫の浮気は、私の日常を一変させた。
幸せな日常から、私は【サレ妻】としてどん底に立たされた。
浮気されてサレ妻になった私と、平気で子供たちと私を裏切っている夫。
「……これが、二人の不倫旅行の写真です」
四葉さんは、夫と宍倉円香の不倫旅行写真をたくさん見せてくれた。
「これは新幹線の中の写真です。 二人は同じ列の席の切符を、並んで購入していました。……で、駅を降りた二人は、二人より添って商店街の方へと歩いていきました」
見せられた写真は、夫と宍倉円香が二人仲良く並んで座っていた。仲良さそうに、腕を組んだりして。
「……でこれは、旅館での写真です。 二人はツインベッドで見晴らしのいい部屋に泊まっていました。キレイな紫陽花がよく見える、角の部屋です」
ツインベッドに……紫陽花の見える角の部屋……。
「ちなみにその部屋は、一泊一人25000円の部屋でした」
えっ……!?
「25000円……!?」
「四葉さん、お待たせしました」
そして翌日の10時、私は四葉探偵事務所に足を運んだ。
「奥さん、お呼び出してしてすみません」
「いえ」
宍倉円香と夫の浮気は、私の日常を一変させた。
幸せな日常から、私は【サレ妻】としてどん底に立たされた。
浮気されてサレ妻になった私と、平気で子供たちと私を裏切っている夫。
「……これが、二人の不倫旅行の写真です」
四葉さんは、夫と宍倉円香の不倫旅行写真をたくさん見せてくれた。
「これは新幹線の中の写真です。 二人は同じ列の席の切符を、並んで購入していました。……で、駅を降りた二人は、二人より添って商店街の方へと歩いていきました」
見せられた写真は、夫と宍倉円香が二人仲良く並んで座っていた。仲良さそうに、腕を組んだりして。
「……でこれは、旅館での写真です。 二人はツインベッドで見晴らしのいい部屋に泊まっていました。キレイな紫陽花がよく見える、角の部屋です」
ツインベッドに……紫陽花の見える角の部屋……。
「ちなみにその部屋は、一泊一人25000円の部屋でした」
えっ……!?
「25000円……!?」