ノート
「……母の、通話、メール履歴を洗うことはできますか?」
疑う人なんて増やしたくない。嫌う人も増やしたくない。だけれど、きっと今のままじゃ止まらない。
「あー、俺自身は無理だが、探偵とかに繋げばいけるかもな……」
彼は俺の考えを見通して、少し寂しげな顔になった。
親が犯罪に荷担しはじめているのではとを考えて暮らすのではもう手元に何も残らないようなものだった。
それでも、やらなくちゃいけないことだ。
母は頻繁に姉や、誰かと連絡をとるようになっておかしくなった。誰かが繋がっているのは間違いなかった。
姉と、交番の狩野って人と……機械に疎い母の、電話帳に知り合いを登録する手伝いをしたときに同僚の橘って名前があったっけ。それからB型肝炎の相談センター。
「それくらいしか、俺にはわからないけど」
「B型肝炎って、給付金が受けとれるってよくCMしているやつね?」
しばらく静かに考えこんでいた綺羅が、唐突にこたえた。
「それだと思う。母が病気だなんて聞いたことないけど……なんとなく、だから気になったのかも」
「どうして、こんなに、被害を広げるんだろう……」
ふと思い出してアプリの方を見る。また、春の変わり目のようなものが連投されている。
静まっては起きる、波のようなものだった。
[343]
>>341
それとも自分に都合の悪いことは見えない目なんですか?
[焼き芋]2019-09-24 22:50:37
[342]
この投稿は書き込み者によって削除されました。
[焼き芋]2019-09-24 22:48:21
[341]
>>324
でこちらは?自分の挨拶欄見ました?
[焼き芋]2019-09-24 22:46:19
[340]
こんな所で見にもならない事呟いて居るなら、ご自慢の葉緑体で光合成でもしてくださいよ。
[朝雲]2019-09-24 22:45:22
[339]
それともミドリムシですか?鞭毛で頭の中ぐるぐる泳いでるんですか?
[朝雲]2019-09-24 22:44:55
[338]
まさか禁止ワードだけが罵倒だと?
電波さんの脳ミソミはジンコサイズなんですか?敵が来たら頭とんがらせるんですか?
[朝雲]2019-09-24 22:44:32
[337]
>>286
大した負け惜しみですね。
禁止ワードなんて使わなくても人を罵倒する事はできますよ。
[朝雲]2019-09-24 22:43:42
[341]
>>324
でこちらは?自分の挨拶欄見ました?
[焼き芋/]2019-09-24 22:46:19
[340]
こんな所で見にもならない事呟いて居るなら、ご自慢の葉緑体で光合成でもしてくださいよ。
[朝雲]2019-09-24 22:45:22
[339]
それともミドリムシですか?鞭毛で頭の中ぐるぐる泳いでるんですか?
[朝雲]2019-09-24 22:44:55
[338]
まさか禁止ワードだけが罵倒だと?
電波さんの脳ミソミはジンコサイズなんですか?敵が来たら頭とんがらせるんですか?
[朝雲]2019-09-24 22:44:32
[337]
>>286
大した負け惜しみですね。
禁止ワードなんて使わなくても人を罵倒する事はできますよ。
[朝雲]2019-09-24 22:43:42
[335]
自分の意見を押し付けようとしている文章ですよ。
それとも普段文章を読まない方には分からないのでしょうか?
[朝雲]2019-09-24 22:40:18
[275]
あ、逃げないでくださいね?電波さんは、我々のいじめの標的、ストレス発散の為の道具なのですから。
[朝雲]2019-09-24 20:56:52
[274]
良かったですね。電波でキ〇ガイな方がひたすら痛々しい事を呟いて悦に浸るだけのスレに意味ができて。
[朝雲]2019-09-24 20:55:43
[273]
>>272
要するに多分言っても無駄なタイプなのかなー、と思います
[焼き芋]2019-09-24 20:55:18
[272]
>>268
あなたの考えてることは私にもわかりません。
ですが私は他人を嫌わなきゃ生きていけない人が一定数いると思ってます。
[焼き芋]2019-09-24 20:54:09
[271]
それでは貴方の作ったこのスレは、プレイヤーの鬱憤を晴らす為の吐き捨て場にでも使わせてもらいますね。
[朝雲]2019-09-24 20:53:39
[270]
我々の鬱憤を受け止めてくれるとゆう事ですよね?
ゲームとはいえ、このような人が集まる場所には鬱憤を晴らす所は必要ですもんね。
[朝雲]2019-09-24 20:52:57
[269]
貴方はいじめ肯定派との事ですが、貴方が今いじめの標的にされたとしても肯定派の貴方はそれに対して文句を言わず
[朝雲]2019-09-24 20:50:25
[268]
2000年前の古代ギリシャで既に提言されております。
つまり、あなたの考えは、時代遅れという事になりますね。
[朝雲]2019-09-24 20:45:54
[267]
わざわざいじめでストレスを発散する必要はないのです。
因みに、いじめが豊かな人間社会に必要が無い事は、
[朝雲]2019-09-24 20:44:38
[266]
一方人間社会でも、同じようにストレスが溜まりますが、発散方法は自然界と違い沢山あります。
[朝雲]2019-09-24 20:40:10
[265]
溜まったストレスを何処かに吐き出す必要がありますが、狩りや食事は散発的にしか行えません。
[朝雲]2019-09-24 20:36:40
[264]
返事を待つ間にこちらの話をしますが、そもそも何故自然界にいじめが存在するのかと言うと、群れの性質上
[朝雲]2019-09-24 20:35:21
[263]
何故そんな考えに行き着いたのですか?
[朝雲]2019-09-24 20:30:37
[264]
返事を待つ間にこちらの話をしますが、そもそも何故自然界にいじめが存在するのかと言うと、群れの性質上
[朝雲]2019-09-24 20:35:21
[263]
何故そんな考えに行き着いたのですか?
[朝雲]2019-09-24 20:30:37
[262]
意見を簡単に言うと、いじめは社会の為に必要との事ですが、どうせ大した意見は帰ってこないと思いますが
[朝雲]2019-09-24 20:30:20
[261]
横から失礼しますー
ちらほらここの方たちのやり取りを見てたんですが
[朝雲]2019-09-24 20:29:53
[259]
それと相手はまだ子供です。
いい加減にしてください。
というか相手が大人でもいじめるのはやめてくださいね。
[焼き芋]2019-09-24 17:50:10
[6916]
ひゃー⊂⌒~⊃。Д。;)⊃
黒 歴 史 確 定
2019-09-24 22:43:15
[6915]
とんだ狂人ですね~あの人。
正論っぽいこと並べてはいるけど
薄っぺらだし、それ犯罪助長してるよ?
2019-09-24 22:41:00
[6914]
この投稿は書き込み者によって削除されました。
2019-09-24 22:31:43
[6913]
え…何…私が悪者になってるの…?
なんで…?
2019-09-24 19:07:48
[6912]
あれだけ私とレスバしといて挨拶に「気にしないで」とか頭湧いてんの?
2019-09-24 17:52:26
[6911]
公的秩序を正義とするならアレは悪だな
よくある事案で考えても普通に罪だし
犯罪で回ってる社会が正しいとか厨二思考も甚だしいっての
2019-09-24 17:43:14
[317]
でわ、順々に返していきます。
[朝雲]2019-09-24 22:30:19
[316]
>>304
ちらほら見ていたと言ったとは言いましたが、全て見たとは言ってません
日本語通じてないか、脳内で都合よく変換してませんか?
[朝雲]2019-09-24 22:29:29
[315]
>>310
で、先に人をいじめたのはどちらでしょうね???
[焼き芋/マジ分横求片×]2019-09-24 22:28:10
[313]
>>256
>>257
>>258
ではこちらの私の質問は?
[焼き芋]2019-09-24 22:27:07
[299]
>>262
>>263
質問あげておきますね
[焼き芋]2019-09-24 22:09:49
[297]
>>295
朝雲さんがなさってた質問に返事はしないんですか?
[焼き芋]2019-09-24 22:07:24
[294]
>>292
それと朝雲さんの質問に全く答えてないようですが。
[焼き芋]2019-09-24 22:03:59
[292]
>>288
朝雲さんの書き込みではそれくらい古くから言われてるから時代遅れとのことですよ。
[焼き芋]2019-09-24 22:02:58
「……」
何か面白いものがあったかと綺羅に聞かれ、なんもないよと携帯を閉じる。
「人生って、いろいろだなって」
クラスでいつも通りの日々を送る河辺を、教室の入り口で知らない人物が呼び止めた。
「美術部の部長です」
「それで……河辺君は、確か秋弥君の最大の理解者なんだよね?」
頷く。
それだけは言えた。
自分は彼と居て、彼を誰より理解している。
「どうして、学校に来なくて連絡もつかないか知らない?」
彼の最大の理解者である自分を頼ってきたこの女の期待を裏切ってはならなかった。
どう答えるか少しの時間吟味してから口に出す。
「統合失調症ですよ、彼は病んでて、それで来なくなった。いやー、心配ですね」
昔なにかで聞き齧った病を適当に口に出す。精神疾患なら、リアリティもある。
「そうなの……彼は、いじめもあまり気にしないというか普通に対処する子だし、そういうのになるタイプには見えなかったけど、見かけによらないのかな」
「俺は理解者ですからね、彼は繊細なんです」
「連絡をとる方法はないかな」
連絡なんか回すか!
女に連絡先なんて回したら、困る。河辺は今でもどこか秋弥を気にかけていた。目の前に居るのは敵かもしれない。
「無理ですよ」
直接の番号は知ってる。
でも……
ふと、関係はないがアプリのアカウントを知っていたのを思い出した。もし目の前にいるのがこの女でなかったら……
あれは素材用だ。俺がカンベだとばれて、こいつのアカウントと繋がっていることが万が一バレでもしたら……という心配もあった。
既にコピーアンドペーストして俺仕様にした本を出そうと考えているし。
あちこちの小説投稿サイトに、俺の名前を印象付けるように立場を入れ換えた話を投稿する作業もぬかりがない。
大きく、緑色の字でタイトルを書いたポップな小説の中身はなかなかいい出来だ、たぶん。
これは、他のやつらにもやってもらってる。
改めて、あちら側にも口止めをしなくては。
「あー、彼はたぶん、誰とも、落ち着くまで話したくないでしょう」
いや、最近話さえしないけどね!
一刻も早くやめてほしかった、ただその一心だったんだと思う。そのために必死だった。
もうつきまとわないで欲しくて。
「形だけでも好きになったら自尊心が満たされて早くやめてくれるかと思ったのに……」
カンベから最近直接の連絡はなかったが、荒らし回っている一人が彼だというのは知っていた。
あまりしたくないけど何もかも成り済ます気で、家族にまで取り入っているので名前住所写真すべてばらまくまで止めないだろうと、判断する以外なかった。生活がこれ以上侵食されたら、自分の存在が失われる。だけでなく自分だけの被害では済まない。
作品をぱらぱら見た限りだと、「愛なんかわからない」とか
「他人を好きになるやつの気が知れない」とかも書いてあって、好感がもてる部分もあるのだが……本性は、真逆で、むしろ誰にでも恋愛感情を抱けるような感じなのだったので、やはり根本から大嘘つきらしい。
・・・・・・
「あいつのことは覚えてるな?」
学校のない休日、あるビルの中。
金で雇ったやつらが互いにうなずきながらスクリーンに撮された内容を見ている。
ハルが壇上から指示しているのは、いくらかの素人を飼い殺して作家の利益として搾取すべく考え出した政策だった。
『バイト』たちはいわゆる劇団員。個人の力では太刀打ちできない敵を、彼らはこれまでこうやって劇団を形成し乗りきってきたのだ。
「ノウハウをおさらいする」
テーブルについている河辺がごくりと唾を飲む。友人たちも、ハルの言葉に聞き入っていた。
時間稼ぎの撹乱作戦だが、ないよりもずいぶん効果がある。
内容の確認の次は、アカウント。仲間役同士がコメントを送り合う。
これで当人の影を薄くする。
評価され、コミュニティを形成する中に作者が居る図を作っておく。
自分にコメントが来ないよう、当人が来ないよう遮ることも重要だ。
「そして、これだ。お前らは自分の身がかわいいだろ?」
とのことで、
掲示板のなかで、荒し役、いじめられっ子、仲介を役割交代しながら演じる。これは、はげしめでなければ信じてもらえない。
皆でしばらく歩いていると、自転車をこぎながらぶつかって来るやつが居た。長い髪と、派手なメイク。
若作りした真っ赤なワンピースを着ている。
あごがすこし突き出た特徴的な顔立ちだった。
「何を、言ってるんだ?」
と、言ったのはかいせさんだ。
何か言う前に聞こえるのは、いつものことのようだし、驚きはしない。
「やっと見つけた……!! その子は、外に出さないで頂戴!!!!」
こっちを指差して居る。知らない人から外へ出すなといわれたことは多いが、それにしたって、直接過ぎないだろうか。
「あの子は生まれ変わりに違いないから、絶対将来不幸になる、何処にも出させやしないって!!!!」
「あのなぁ、初対面のやつに、生まれ変わりだなんだって、妄想じみたエゴを押し付けんなよ」
何の話だろう? と思っていると、綺羅が横から「あの人ちょっとおかしいの」と言って、それからその人に向かって言う。
将来のことなど勝手に決めないでほしい。
「そうだよ何言ってるの? それに、もし生まれ変わりなんて居てもあなたが決めることじゃないから。
学校は? 社会生活を面倒見てあげるの? 生きられなくするだけじゃない。前から直は自己中心的だったけど、それで、学校にも行かず誰とも関わらなくなれば幸せになれるっていうなら、虐待者と同じ。絶交だから」
直、さんはこちらを指差している。そもそも知らない人だった。
いきなり顔見知りみたいな反応をされていることすら恐い。
どこかで顔写真を撒かれているのだろうか……迷いなく、やってくるわけがないのに。かいせさんが言うには「お前を死んだ片思いの相手の生まれ変わりだと盲信して、ずっとストーカーしてる」という。
ストーカーといえば河辺のイメージが強かったけれど、まだ居たらしい。
気がつかなかった。
「知らない……」
首をぶんぶん横に振る。
「ほら、知らないってよ」
直、さんはにっこりと不気味なほどの笑顔を浮かべていた。
「思い出してもらいます!!!!!」
綺羅が「あの人、ちょっとおかしいの」ともう一度言った。
大事なことらしい。思い出すも何も無いのだけれど……
ただ、ひとついえるとすると不幸になるというなら、ストーカーが生活に入り込んだり、それこそ目立たせまいとして荒らしている結果のほうがよっぽど悲惨だった。
「あの、俺は前世とか」
しゃべろうとして、緊張で咳に変わる。そのままごほごほとむせたまま、むせたものがさらにむせて、咳が止まらなくなった。喉が、のどがいたい。
直さんの細い吊り目がキッと上がる。
かいせさんが台詞を代弁してくれた。
「前世とか信じちゃ居ないが、少なくとも他人にいきなり閉じ込められて幸せなやつはいないよ。こいつだってそう。
周りがなんとか永遠に外に出しまいとした結果が、暴行を受けながら暮らしている。
それに過去は過去で今は今だ。びくびく警戒して生きて楽しいか?
大体のやつは生まれ変わったら多少困難があっても、もっと楽しく、もっと前よりもうまく認められて、前よりも外に羽ばたきたいと思うだろ」
「……っ、それは」
直さんは動揺しているが、すぐに叫んだ。
「でも! 絶対不幸にっ」
「はぁ、前から言いたかったけど……それは、お前がしつこいからじゃないのか? 俺の経験からすると、自分が外に出ないよりも、嫌なやつを避けるほうが数段幸せになれるね、絶対に。絶対不幸になりそうなやつを避ければ絶対幸せになる」
「なんですって!」
直さんが乗ったままの自転車を見る。
すぐ後ろで、ベルを鳴らす音がして、別の自転車集団が走っていった。
後姿がバカ姉に似ている人と、知らない男女数人のメンバーだ。
「いい仕事もらっちゃったー! あの子を揺すればオッケーなんだもん!
オウウさんも優しいなぁー!」
「住所も近くて、歳が上で、って最適っすからね」
うそみたいな話だが、こういうやつはなぜか大事な話でもどこかにぺらぺら自慢してしまう。
りりりん、とベルの音がして、遠ざかる。