旦那様の裏の顔
その後、蕾は家族にいじめのことを伝えて学校を数日休み、その間に優斗は上に掛け合い、いじめていた人たちは停学処分となった。

「もう大丈夫だよ。よく頑張ったね」

学校に登校した時、優斗に頭を撫でられ、蕾の心がふわりと温かくなる。

優斗は蕾を気にかけてくるようになり、よく一緒にいるようになった。そして優斗に告白され、蕾と優斗は秘密に交際を開始し、高校を卒業した後に結婚することになったのだ。



時は現在に戻る。結婚式を終えた二人は新居であるマンションに行き、そこで少し豪華な夕食を食べた後、一緒にお風呂に入り、甘ったるい夜の時間を過ごすことになった。

眠ってしまった蕾を見て、優斗は微笑みながら服を纏っていない彼女の体に布団をかける。彼女の体には優斗のものだという印がたくさん付けられ、歯形までつけられていた。

優斗はベッドから降り、スマホを手にリビングへと向かう。そしてある人物に電話をかけた。
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