ストロベリーバニラのキス ひねくれた純愛(おまけの小話・その2)
大人のキスとは
教授の視線を追うと、
屋台のアイスクリーム屋が出ている。
「あれを買いたいのだが、
待っていてもらえるだろうか」
俺も教授の後をついて行った。
彼女は、バニラとチョコの
グルグル巻いてあるソフトクリームを満足げに眺めてから、
チロチロと舌でなめていた。
「んふふふ、おいしいぃ・・
こういうのを一度、
食べてみたかったんだ」
教授はふわっと花が咲くように、
満足げに微笑んだ。
ツインテールが風に揺れる・・
まったく、かわいらしい。
俺もちょっとばかり
その笑顔に、キュンしてしまった。