強面カイくんの、行き過ぎる溺愛
「え?」
「だって、私ね。
カイくんのこと、一目惚れだったの……」
「え……そう…なの?」
「うん。
入学式の時カイくん、凄く目立ってて……」
「あー、この顔面だしね(笑)
しかも髪の毛も金髪だったし、刺青も既に入れてたもんなぁ」
「私は“カッコいいー”って思ったの」
「え?そうなの?
金髪、刺青、ピアスに加えて、この顔面だよ?」
「でも…寂しそうだった……」
結理の表情が、切なく揺れた。
「え……寂しそう?」
快李は思わず、フリーズしていた。
そのくらい、驚いていた。
そんなこと言われたのは、初めてだったから。
「カイくん、一人でも平気って顔してたけど、本当は寂しかったんだよね?
そうゆう切なさみたいなのが、カイくんの恐ろしさを中和してたってゆうか……
とにかく、カッコいいーって思ったの!」
微笑む、結理。
「………」
「だからそんなカイくんが告白してきてくれて、涙が出た。そのくらい嬉しかったの!」
「ユウ」
「え?」
「大変だ」
「え………」
「ユウは、これ以上俺を壊して楽し?」
「はい?」
「確かにこんな容姿だから、友達とかいたことなくて寂しいって思ってた」
「え?カイく……?」
「でもそんな寂しいって感覚、中一くらいまでだった。それからは大丈夫になったってゆうか、諦めてた。だから高校では寂しいって感覚なかった。
でも……諦めてただけで、寂しかったのかも?
━━━━━それを、見透かされてたなんて……
これ以上ないくらい、嬉しい……!
俺のことをちゃんと見てくれてたなんて……
元々俺は狂ってるけど、もっと……狂う……!」
ソファが、ギシッと軋み出す。
「……っあ!カイく…急に……!!?」
更に奥まで突かれ、結理はビクッと身体を震わせた。
「ユウ、まだまだ…終わらないから……!」
「え……もう、だめ…だよ……身体がもたな……」
「俺を壊したユウが悪い。
全部、受け止めてよ!
好きで、好きで、好きで、好きすぎて……
沢山愛し合って、共有しよ?
ほら、ユウ。俺を見て?見つめ合って、一緒に壊れよ?」
結理が快李を見つめる。
快李の顔が霞んでいく。
意識が飛びそうなのか、涙でなのか……
「ねぇ、ユウ…
早く…一日でも早く、俺だけの結理になって?
黒い部屋に“自分から”入るって言ってくれる日を待ってるからな!」
快李は、結理に想いをぶつけていた。
「だって、私ね。
カイくんのこと、一目惚れだったの……」
「え……そう…なの?」
「うん。
入学式の時カイくん、凄く目立ってて……」
「あー、この顔面だしね(笑)
しかも髪の毛も金髪だったし、刺青も既に入れてたもんなぁ」
「私は“カッコいいー”って思ったの」
「え?そうなの?
金髪、刺青、ピアスに加えて、この顔面だよ?」
「でも…寂しそうだった……」
結理の表情が、切なく揺れた。
「え……寂しそう?」
快李は思わず、フリーズしていた。
そのくらい、驚いていた。
そんなこと言われたのは、初めてだったから。
「カイくん、一人でも平気って顔してたけど、本当は寂しかったんだよね?
そうゆう切なさみたいなのが、カイくんの恐ろしさを中和してたってゆうか……
とにかく、カッコいいーって思ったの!」
微笑む、結理。
「………」
「だからそんなカイくんが告白してきてくれて、涙が出た。そのくらい嬉しかったの!」
「ユウ」
「え?」
「大変だ」
「え………」
「ユウは、これ以上俺を壊して楽し?」
「はい?」
「確かにこんな容姿だから、友達とかいたことなくて寂しいって思ってた」
「え?カイく……?」
「でもそんな寂しいって感覚、中一くらいまでだった。それからは大丈夫になったってゆうか、諦めてた。だから高校では寂しいって感覚なかった。
でも……諦めてただけで、寂しかったのかも?
━━━━━それを、見透かされてたなんて……
これ以上ないくらい、嬉しい……!
俺のことをちゃんと見てくれてたなんて……
元々俺は狂ってるけど、もっと……狂う……!」
ソファが、ギシッと軋み出す。
「……っあ!カイく…急に……!!?」
更に奥まで突かれ、結理はビクッと身体を震わせた。
「ユウ、まだまだ…終わらないから……!」
「え……もう、だめ…だよ……身体がもたな……」
「俺を壊したユウが悪い。
全部、受け止めてよ!
好きで、好きで、好きで、好きすぎて……
沢山愛し合って、共有しよ?
ほら、ユウ。俺を見て?見つめ合って、一緒に壊れよ?」
結理が快李を見つめる。
快李の顔が霞んでいく。
意識が飛びそうなのか、涙でなのか……
「ねぇ、ユウ…
早く…一日でも早く、俺だけの結理になって?
黒い部屋に“自分から”入るって言ってくれる日を待ってるからな!」
快李は、結理に想いをぶつけていた。