俺にしときませんか、先輩。
先輩には俺がいるんで
芙紗奈side
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夏休みが明けて3日目の水曜日。
待ち受けていた総合テストはなんとか乗り切ることができた。
「サナちゃんのクラス、文化祭なにするの?」
久々に沙葉と一緒に食べているお昼。
話題にあがるのはやっぱりこれだ。
「私のとこはね、お化け屋敷」
いよいよ迫ってきている文化祭。
昨日、クラスで話し合った結果、私のとこはお化け屋敷をすることに決定した。
今日からは衣装作りやお化け屋敷の構成を考えるのに放課後残ったりする人もいるはず。
私は受け付けをやることになったから衣装は関係ないと思ってたら、どうやらみんなちゃんとお化けっぽい格好はするらしく、私もそれに倣うことになった。
「いいなぁ、こっちなんか、クイズ大会だよ?」
「そうなの?」
「うん」
催し物に積極的な人が少なくて無難に調べてクイズ大会になったの、と、しょんぼりしている沙葉。