双子ママになったら、エリート心臓外科医の最愛に包まれました
「ここの裏道の砂利のところで、優斗と一緒に遊んでいたのね」

「そうだよ。蒼汰がおしっこにいって、もどったら優斗がいなかった」

ここはちょうど園庭の中でも死角になっており、裏門から出入りすればそこから優斗を連れ出すことができる。

でも、普段そこは施錠がかかっているはず。

念のため確認してみるが、やはり鍵がかかっている。

「柚希、あそこのマンションの防犯カメラに映っているかもしれない。事情を説明して見せてもらえないか交渉してくる」

蒼斗さんが保育園の反対車線にあるマンションを指さす。蒼斗さんが言うように映っているかも。今は小さな可能性を辿り、ひとつずつ潰していくしかない。

「私も行きます!」

蒼汰を先生に預け、園長先生とともに三人でマンションの管理室へと向かった。

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