双子ママになったら、エリート心臓外科医の最愛に包まれました
それから二時間あまり館内を周り、子どもたちの水分休憩を取ったころ館内のお土産屋さんへとやってきた。ふたりは目を輝かせながら商品をあれこれと見ている。

「本当にかわいいな」

「蒼斗さん、朝からずっとふたりのおもりで疲れていませんか?」

「大丈夫だ。むしろこんな風に過ごせることが幸せだし、新鮮で気持ちがワクワクしているよ」

蒼斗さんはそう言って息子たちのところへと向かって行った。

蒼汰と優斗が白イルカのぬいぐるみを手に持ち、蒼斗さんとなにやら話し込んでいる。蒼斗さんは優しく微笑みふたりの相手をしてくれている。

しばらくすると、蒼斗さんがふたりが手に持っていたぬいぐるみを持ってレジに向かい、ふたりそれぞれに買ってくれた。
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