双子ママになったら、エリート心臓外科医の最愛に包まれました
「やっぱりこっちに居たか」
と、そのタイミングで仁紀が優斗を抱っこしてリビングに現れ、蒼斗さんに一礼すると私の隣に座り込んだ。
「蒼汰、作ったクッキーを父さんたちに持って行くって聞かなくてさ。あとで行こうって言ったんだけど、納得してなかったみたいだな。トイレに行くって言ってなかなか帰ってこないから、もしやと思ってこっちに来てみたんだ」
「そうだったのね」
頑固な蒼汰らしい。こうと決めたら蒼汰は曲げない。誰かさんにそっくりだ。きっと蒼斗さんに似たのだろう。
「ママ、クッキーたべて。おいしいよ」
仁紀の膝の上にひょっこりと座る優斗が、仁紀と作ったであろうクッキーを持っていて、それを嬉しそうに手渡してきた。
「上手に作れたね。ありがとう」
「ママ~、なんであおとせんせいがおうちにいるの?」
「それは、その……」
「優斗きいて! スーパーマン、パパなの!」
「パパ?」
興奮気味に蒼汰が会話に割って入ってきて、蒼斗さんを指さし優斗に伝えようとするが、主語も述語も皆無な蒼汰の言葉に優斗は首を傾げている。
と、そのタイミングで仁紀が優斗を抱っこしてリビングに現れ、蒼斗さんに一礼すると私の隣に座り込んだ。
「蒼汰、作ったクッキーを父さんたちに持って行くって聞かなくてさ。あとで行こうって言ったんだけど、納得してなかったみたいだな。トイレに行くって言ってなかなか帰ってこないから、もしやと思ってこっちに来てみたんだ」
「そうだったのね」
頑固な蒼汰らしい。こうと決めたら蒼汰は曲げない。誰かさんにそっくりだ。きっと蒼斗さんに似たのだろう。
「ママ、クッキーたべて。おいしいよ」
仁紀の膝の上にひょっこりと座る優斗が、仁紀と作ったであろうクッキーを持っていて、それを嬉しそうに手渡してきた。
「上手に作れたね。ありがとう」
「ママ~、なんであおとせんせいがおうちにいるの?」
「それは、その……」
「優斗きいて! スーパーマン、パパなの!」
「パパ?」
興奮気味に蒼汰が会話に割って入ってきて、蒼斗さんを指さし優斗に伝えようとするが、主語も述語も皆無な蒼汰の言葉に優斗は首を傾げている。