双子ママになったら、エリート心臓外科医の最愛に包まれました
***
保育園の運動会も終わり木々が赤や黄色に染まり始めた頃、四人での生活が本格的に始まった。
「そろそろ出ますね」
「ああ。仕事頑張って」
「はい。蒼汰と優斗のお迎えよろしくお願いします」
「午後四時だよな。このカードを首から提げて行けばいいんだよな?」
「そうです。そのカード忘れないでくださいね」
「ああ。初めての迎えが楽しみでたまらないよ」
玄関の棚にある保護者カードを私の方に見せて蒼斗さんが微笑む。
正式に籍を入れているわけではないが、蒼汰が保育園の先生に蒼斗さんの話をしたらしく、私がこの間迎えに行った時に先生にやんわりと事情を聞かれたことがあった。
パートナーであると伝えると、迎えにくる場合申請をしていないと蒼汰と優斗のことを連れて帰ることができないからと言われ、蒼斗さんも送迎者申請の手続きをすることになったのだった。
今日、蒼斗さんは仕事が休みなので、蒼斗さんがふたりを迎えに行くことになった。彼にとって初めてのお迎え。蒼汰も優斗もそれを知っているから、朝から嬉しそうに登園した。
保育園の運動会も終わり木々が赤や黄色に染まり始めた頃、四人での生活が本格的に始まった。
「そろそろ出ますね」
「ああ。仕事頑張って」
「はい。蒼汰と優斗のお迎えよろしくお願いします」
「午後四時だよな。このカードを首から提げて行けばいいんだよな?」
「そうです。そのカード忘れないでくださいね」
「ああ。初めての迎えが楽しみでたまらないよ」
玄関の棚にある保護者カードを私の方に見せて蒼斗さんが微笑む。
正式に籍を入れているわけではないが、蒼汰が保育園の先生に蒼斗さんの話をしたらしく、私がこの間迎えに行った時に先生にやんわりと事情を聞かれたことがあった。
パートナーであると伝えると、迎えにくる場合申請をしていないと蒼汰と優斗のことを連れて帰ることができないからと言われ、蒼斗さんも送迎者申請の手続きをすることになったのだった。
今日、蒼斗さんは仕事が休みなので、蒼斗さんがふたりを迎えに行くことになった。彼にとって初めてのお迎え。蒼汰も優斗もそれを知っているから、朝から嬉しそうに登園した。