双子ママになったら、エリート心臓外科医の最愛に包まれました
「あっ……」

溢れんばかりの蜜が太ももを伝い、恥ずかしさに思わず顔を覆った。

「恥ずかしがることはない。もっともっと俺に溺れて」

ベッドの中の彼は甘く、時に強引でいじわる。

あの頃と変わらない。普段クールな彼が私の前だけ見せる顔。

「んっ……、わたし、おかしくなりそう」

「なればいい。もっといろんな顔の柚季が見たい」

蒼斗さんが敏感なところばかり触れてくるから、過剰に反応してしまう。その度に過剰に身体が反応し、ただただ抑えきれない声が宙に消えていく。

そして、ひとつに繋がる寸前、熱を拝んだまなざしが私を捉えた。

「柚希、愛している……」

やや呼吸を荒くした蒼斗さんの声が耳に届き、ギュッと力強く私の手を握った。

蒼斗さんがしなやかな身体を打ちつけてくるたびに身体に走る快感に溺れ、ひと際甘い私の声が部屋に響いた。
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