思い出すのは、雨の日のこと。
中学2年の冬、その日は雨が降っていた。







『やべ、傘忘れた』





私は、そうつぶやく。




今日は、天気予報を見ていたなかった。





なんでかというと、寝坊したから。





時間がなかったから、天気予報なんて見ている暇なかった。







バックを傘替わりにして、学校を出ようした。





その時、






「貸さないんですか?」





君に声をかけられた。
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