乾いた心に…
目が覚めると、あの娘が目の前にいた。

「あぁ、お前…人間になってくれたのか…!会いたかった!!お前には謝らなきゃならないことがたくさんあるんだ!!だがまずは…もう水が無いんだ…あれが最後で……」

娘は嬉しそうに笑った。

「あなた、もう大丈夫…!水も食べるものも、ここにはありますから…!もう苦しまないで……」

「もう、お前が花に戻ったままにはならなくて済むのか…?人間の姿でもいられるのか…??」

「はい…!あなたが望むなら、どちらの姿でも、ずっとあなたのそばにいられます…!!私も…あなたのそばにいたい…!!」

男は娘を抱きしめた。

「愛している…もう離さないぞ!」

娘が頷くと、二人は目の前に広がる花園を見つめながら、一際輝く光を目指し、共に歩き出した……
< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

きらめきテレスコープ

総文字数/8,372

青春・友情17ページ

表紙を見る
君がくれた幸せ

総文字数/7,967

恋愛(その他)13ページ

表紙を見る
テッシーくんのおやつ日記 & おやつ旅日記

総文字数/4,499

ファンタジー5ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop