絶体絶命の転生ライフ、カタブツ騎士団長の溺愛にたじたじです ~追放された子猫は愛妻にジョブチェンジ!?~
食べようと思えばもう一品くらいはいけちゃう。でも、そうしたらお腹がいっぱいになりすぎて動けなくなっちゃう。お屋敷ならいいけど、これからレリウスさまを探そうっていう時にそれはダメだ。
わたしはもう一品の誘惑を振り払い、厨房を出ていきかけ――。
……あ、これね。よいしょっ。
床に放置されたままのゼリー寄せの空容器に気づき、パクッと銜えてシンクに置く。肉球のおててで洗うのまではちょっと無理だから、これで勘弁してね。それからおいしいお惣菜、ごちそうさまでした!
わたしは内心で感謝を伝え、今度こそ厨房を後にした。その直後、納入品の整理を終えた料理人たちがガヤガヤと厨房に戻っていくのが見えた。
……わぁ、ぎりぎりセーフ!
「ふぅ~、今日は納品が多くて大変だった……んっ!? 誰だ、ゼリー寄せを摘まみ食いしやがったのは!? お前か!」
「え~? 違います、僕じゃないですよ~」
「なら、お前か!?」
わたしはもう一品の誘惑を振り払い、厨房を出ていきかけ――。
……あ、これね。よいしょっ。
床に放置されたままのゼリー寄せの空容器に気づき、パクッと銜えてシンクに置く。肉球のおててで洗うのまではちょっと無理だから、これで勘弁してね。それからおいしいお惣菜、ごちそうさまでした!
わたしは内心で感謝を伝え、今度こそ厨房を後にした。その直後、納入品の整理を終えた料理人たちがガヤガヤと厨房に戻っていくのが見えた。
……わぁ、ぎりぎりセーフ!
「ふぅ~、今日は納品が多くて大変だった……んっ!? 誰だ、ゼリー寄せを摘まみ食いしやがったのは!? お前か!」
「え~? 違います、僕じゃないですよ~」
「なら、お前か!?」