絶体絶命の転生ライフ、カタブツ騎士団長の溺愛にたじたじです ~追放された子猫は愛妻にジョブチェンジ!?~
「言ったろう? ネコの姿も愛していると。ルーナ、俺が望むのはお前だけ。お前以外、ほしくない」
レリウスさまは戸惑うわたしの耳もとに唇を寄せて囁いた。
それはまるで、わたしの心に巣食う不安を見透かしたみたいな言葉……。
もしかすると、レリウスさまはわたしの心を透かし見る魔法が使えるんじゃないだろうか? 半ば本気でそんなことを考えながら、目からはポロポロと大粒の涙がこぼれていた。
大好きな男性に、真摯に愛を囁かれ、妻に望まれる。月乃の時にだって経験し得なかった至上の幸せ――。
宙に浮かんだみたいに心と体がふわふわする。幸せで……あまりにも幸せすぎて苦しかった。
「その涙は同意と考えていいな?」
幸福の涙は一向に止まる気配がなく、レリウスさまの問いかけに、わたしは泣きながらコクンと頷くことで答えた。
レリウスさまはやわらかに笑んで、わたしの目もとにそっと唇で触れる。そうして涙の滴を丁寧に唇と舌先で吸い取ってくれる。
「ルーナ、愛している」
レリウスさまは戸惑うわたしの耳もとに唇を寄せて囁いた。
それはまるで、わたしの心に巣食う不安を見透かしたみたいな言葉……。
もしかすると、レリウスさまはわたしの心を透かし見る魔法が使えるんじゃないだろうか? 半ば本気でそんなことを考えながら、目からはポロポロと大粒の涙がこぼれていた。
大好きな男性に、真摯に愛を囁かれ、妻に望まれる。月乃の時にだって経験し得なかった至上の幸せ――。
宙に浮かんだみたいに心と体がふわふわする。幸せで……あまりにも幸せすぎて苦しかった。
「その涙は同意と考えていいな?」
幸福の涙は一向に止まる気配がなく、レリウスさまの問いかけに、わたしは泣きながらコクンと頷くことで答えた。
レリウスさまはやわらかに笑んで、わたしの目もとにそっと唇で触れる。そうして涙の滴を丁寧に唇と舌先で吸い取ってくれる。
「ルーナ、愛している」