絶体絶命の転生ライフ、カタブツ騎士団長の溺愛にたじたじです ~追放された子猫は愛妻にジョブチェンジ!?~
「ううん、お祝いはいらないよ。だって、大好きなレリウスさまとこうして一緒にいられるだけで、なにより幸せだもん」
ブルーの瞳を見つめて告げたら、後ろからわたしをすっぽりと抱き込んでいた丸太みたいな太い腕がビクンッと跳ねた。
さらにレリウスさまは、わたしの背中にピタリと密着していた体をいそいそと引いて、なぜかちょこっと隙間を作った。
「レリウスさま? どうかしたの?」
「い、いや。なんでもないから気にしなくていい。……それより、ルーナは人間の年齢でいうといくつになったのだ?」
「うーんと、ヤマネコ世界では生後一年で成猫と認められるの。人間の姿もそれに準じて成長してたから、人間の成人の十六歳になったってことでいいと思うんだ」
この国では男女共に十六歳が成人なのだ。
「そうか……! 実は若干不安だったんだが、成人していたんだな」
レリウスさまは、わたしの答えにホッとした様子を見せた。
「不安って……?」
「いや、さすがに未成年を妻にはできんだろう」
ブルーの瞳を見つめて告げたら、後ろからわたしをすっぽりと抱き込んでいた丸太みたいな太い腕がビクンッと跳ねた。
さらにレリウスさまは、わたしの背中にピタリと密着していた体をいそいそと引いて、なぜかちょこっと隙間を作った。
「レリウスさま? どうかしたの?」
「い、いや。なんでもないから気にしなくていい。……それより、ルーナは人間の年齢でいうといくつになったのだ?」
「うーんと、ヤマネコ世界では生後一年で成猫と認められるの。人間の姿もそれに準じて成長してたから、人間の成人の十六歳になったってことでいいと思うんだ」
この国では男女共に十六歳が成人なのだ。
「そうか……! 実は若干不安だったんだが、成人していたんだな」
レリウスさまは、わたしの答えにホッとした様子を見せた。
「不安って……?」
「いや、さすがに未成年を妻にはできんだろう」