絶体絶命の転生ライフ、カタブツ騎士団長の溺愛にたじたじです ~追放された子猫は愛妻にジョブチェンジ!?~
「こら、そんな勢いで飲んだら腹を壊すぞ。誰もとらないから、ゆっくり飲むんだ」
《ふみゃっ(ヒィッ! お腹イタは嫌だから、ゆっくり飲むことにする!)》
 わたしは青マッチョさんの指摘にビクンッと体を揺らし、残るミルクをゆっくりと飲み始めた。
「……ふむ。まるで俺の言葉がわかっているような反応だな」
 青マッチョさんが首をかしげながらこぼした台詞は、ミルクを飲むのに全集中のわたしの耳を素通りした。
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