絶体絶命の転生ライフ、カタブツ騎士団長の溺愛にたじたじです ~追放された子猫は愛妻にジョブチェンジ!?~
青マッチョさんもまた、わたしの涙を何度も拭ってくれた。だが、わたしが一向に泣き止まないのを見て途中で拭うのを諦めたのか、ヒョイをわたしの脇腹を掴むと、自分の胸にそっと押し当てるように抱きしめた。
シャツの胸もとに涙が染みを作っていくけれど、青マッチョさんは気にする様子もなく、そのままわたしのうしろ頭をポフポフとなでてくれた。
……わたし、自分が余所にやられちゃうのが嫌だからって暴れて、青マッチョさんに怪我させちゃうなんて最低だ。こんなんじゃ、青マッチョさんに飼ってもらう資格なんてない……。
《ふみぃ(でもわたし、青マッチョさんとお別れなんて、嫌だよぅ……っ)》
「さて、どうしたものか……」
えぐえぐと泣き続けるわたしに、青マッチョさんは困り果てた様子だった。
「あのー」
その時、青マッチョさんを訪ねてやって来た、栗色の髪と瞳の細マッチョの青年が遠慮がちに声をあげた。
……そういえば、すっかり忘れてたけどあの人途中からいたよね。
シャツの胸もとに涙が染みを作っていくけれど、青マッチョさんは気にする様子もなく、そのままわたしのうしろ頭をポフポフとなでてくれた。
……わたし、自分が余所にやられちゃうのが嫌だからって暴れて、青マッチョさんに怪我させちゃうなんて最低だ。こんなんじゃ、青マッチョさんに飼ってもらう資格なんてない……。
《ふみぃ(でもわたし、青マッチョさんとお別れなんて、嫌だよぅ……っ)》
「さて、どうしたものか……」
えぐえぐと泣き続けるわたしに、青マッチョさんは困り果てた様子だった。
「あのー」
その時、青マッチョさんを訪ねてやって来た、栗色の髪と瞳の細マッチョの青年が遠慮がちに声をあげた。
……そういえば、すっかり忘れてたけどあの人途中からいたよね。