絶体絶命の転生ライフ、カタブツ騎士団長の溺愛にたじたじです ~追放された子猫は愛妻にジョブチェンジ!?~
わたしが青マッチョさんの肩越しにチラリと目線を向けると、青年とバチッと目が合った。心の中を見透かすような彼の瞳にビクッとして、ちょこっと涙が引っ込んだ。
万事に抜かりなさそうな彼は、青マッチョさんとのこれまでのやり取りを鑑みるに、おそらく副官的な立場の人だと思われた。
「なんだ、ユーグ?」
「たぶんその子、レリウス様がひと言『俺が飼う、余所へはやらん』って言ってやれば、泣き止むと思いますよ」
うん、うんっ!! あなたのおっしゃる通りだよ、ユーグさん!
わたし、青マッチョさん――えぇっと、レリウスさまって言ったっけ? ――とにかく、彼に『俺が飼う、余所へはやらん』って言ってもらったら、大喜びですぐ泣き止んじゃうよっ!
現にもう、涙はだいぶ引っ込んだ。
「なに、それは本当か?」
「いや、確証はありませんが、明らかにそのネコ、レリウス様と別れるのを嫌がって泣いているふうに見えますからね」
「そうなのか?」
《ふみゃっっ(そうですともっっ!)》
万事に抜かりなさそうな彼は、青マッチョさんとのこれまでのやり取りを鑑みるに、おそらく副官的な立場の人だと思われた。
「なんだ、ユーグ?」
「たぶんその子、レリウス様がひと言『俺が飼う、余所へはやらん』って言ってやれば、泣き止むと思いますよ」
うん、うんっ!! あなたのおっしゃる通りだよ、ユーグさん!
わたし、青マッチョさん――えぇっと、レリウスさまって言ったっけ? ――とにかく、彼に『俺が飼う、余所へはやらん』って言ってもらったら、大喜びですぐ泣き止んじゃうよっ!
現にもう、涙はだいぶ引っ込んだ。
「なに、それは本当か?」
「いや、確証はありませんが、明らかにそのネコ、レリウス様と別れるのを嫌がって泣いているふうに見えますからね」
「そうなのか?」
《ふみゃっっ(そうですともっっ!)》