絶体絶命の転生ライフ、カタブツ騎士団長の溺愛にたじたじです ～追放された子猫は愛妻にジョブチェンジ!?～

「急ぎではありませんので、報告はまた改めます。では、後はお似合いのおふた方でごゆっくり」
　――キィイイ。――パタン。
　ユーグさんはこんな言葉を残し、客室を出ていった。
《ふみゃふみゃーっ(ふえーん。なんでもいいけど、よかったよぉっ)》
「……まいったな」
　レリウスさまの少し不器用なナデナデに頭を押し付けるようにして、わたしは嬉しい心のまま大号泣でスリスリしまくった。