【完結】身代わり婚〜私、姉の代わりに結婚します〜
◇ ◇ ◇
「こんな感じでどうですか? もっと短くします?」
シャンプーやヘッドスパを終え、最終カットに入っていく。
「いや、このくらいで大丈夫です。これでも結構、短くなりましたよね?」
「そうですね。 大分短くなりましたね」
後ろ髪をサイドをハサミでカットしながら、そう話す。
「うん、このくらいでいいですかね」
カットをし終えて、三面鏡を出してお客様の髪を後ろから映し出す。
「どうですか? 結構雰囲気も変わりましたよね」
「はい。……なんか私じゃないみたい」
お客様の目は、キラキラしているようにも見えた。
「とてもお似合いですよ」
「ありがとうございます。 なんか、まだ見慣れませんね」
と言いながら、照れ臭そうに笑っている。
「自信持ってくださいね。すごく似合ってますから」
「ありがとうございます」
お客様が笑ってくれるだけで、私はそれだけで嬉しい。 お客様が変わっていく姿を見るだけで、私はこの仕事をしていて良かった、と思えた。
「今度はパーマ、してみようかな」
「いいと思います」
変わりたいって思うのは、自然なことだ。
「こんな感じでどうですか? もっと短くします?」
シャンプーやヘッドスパを終え、最終カットに入っていく。
「いや、このくらいで大丈夫です。これでも結構、短くなりましたよね?」
「そうですね。 大分短くなりましたね」
後ろ髪をサイドをハサミでカットしながら、そう話す。
「うん、このくらいでいいですかね」
カットをし終えて、三面鏡を出してお客様の髪を後ろから映し出す。
「どうですか? 結構雰囲気も変わりましたよね」
「はい。……なんか私じゃないみたい」
お客様の目は、キラキラしているようにも見えた。
「とてもお似合いですよ」
「ありがとうございます。 なんか、まだ見慣れませんね」
と言いながら、照れ臭そうに笑っている。
「自信持ってくださいね。すごく似合ってますから」
「ありがとうございます」
お客様が笑ってくれるだけで、私はそれだけで嬉しい。 お客様が変わっていく姿を見るだけで、私はこの仕事をしていて良かった、と思えた。
「今度はパーマ、してみようかな」
「いいと思います」
変わりたいって思うのは、自然なことだ。