初恋エターナル
茶色く錆びきったドアノブに手をかける。
やけに大きな音を立てて、ギィッと扉が開いた。
ドンッ
「え……?」
扉が何かにぶつかる感覚。
入って早々、お墓があったりするの……?
おそるおそる扉の裏側を覗き込む。
「っきゃあぁぁぁ!」
「……」
め、目の前に、真っ白な雪男が座り込んでる……っ!
ズザザザッ!と、すごい勢いで扉から離れる私。
い、今のって 幻覚……なの……?
頭を冷やそう。
まず、この世界にオバケとか雪男とかいるわけな、ないよね……っ?
うん、いるわけない。
1人で事故解決しながら再び扉に近づく。
やっぱり確かめられずにはいられないよ!