初恋エターナル



茶色く錆びきったドアノブに手をかける。


やけに大きな音を立てて、ギィッと扉が開いた。

ドンッ

「え……?」


扉が何かにぶつかる感覚。


入って早々、お墓があったりするの……?


おそるおそる扉の裏側を覗き込む。



「っきゃあぁぁぁ!」

「……」


め、目の前に、真っ白な雪男が座り込んでる……っ!

ズザザザッ!と、すごい勢いで扉から離れる私。


い、今のって 幻覚……なの……?

頭を冷やそう。


まず、この世界にオバケとか雪男とかいるわけな、ないよね……っ?

うん、いるわけない。

1人で事故解決しながら再び扉に近づく。


やっぱり確かめられずにはいられないよ!
< 10 / 262 >

この作品をシェア

pagetop