初恋エターナル
バイトが終わると、そのままスーパーへ行って買い物をして帰る。
それが私の日課だ。
家に帰ると、ごはんを作ってお風呂に入って勉強をして寝る。
今日もそれを繰り返すだけ。
「ただいまー」
重たい体を引きずって玄関の扉を開ける。
「おー、おかえり」
カヤは玄関まで出迎えをしてくれるようになった。
そして私の持っている荷物を無言でさらっていく。
ーーーーーそこからだ。
私が気をつけなくちゃいけないのは。
台所に立つと、食材を取り出し、メニュー通りに調理していく。
「手伝うことねー?」
うぅ、いつもなら「ある!」って即答して距離を縮めて指示を出していくけど。
今日は距離を考えないと。
「ないよ、ありがと」
少しそっけなくなっちゃったかな?
「わかった」
そう思ったけど、カヤはいつものツンとした表情でベッドのある方に戻っていく。