初恋エターナル
「ーーーーーい……おい、」
カヤの声で、目が覚めた。
二度寝してしまったようだ。
「飯できた」
お腹が空いていることに気づき、起きあがろうとする。
……あれ?
違和感を覚えた。
腕に力が入らず、耳も遠い。
熱、上がっちゃったのかな……?
「くるみ?どした」
不思議そうに私の顔をのぞき込むカヤ。
ぼんやりする頭で、カヤと目を合わすけれど、カヤは眉間にしわを寄せた。
まさか、とつぶやいたかと思うと、私の額に大きな手が乗った。
「っつ、マジかよ」
冷たい手が気持ち良く感じる。