初恋エターナル




「ん……?」



朝起きると、カヤはいなかった。



さっきまでそばにいた気がするのは、きっと気のせい。



……カヤ、由榴さんとのキス何も思ったりしないのかな。



ううん、俳優だもん。



お仕事だもん。



気にならないよね。



無意識に握っているブレスレットを外して机に置いた。



「学校……行かなきゃ」



重い体を起こして支度を始めた。






< 194 / 262 >

この作品をシェア

pagetop