初恋エターナル



数十分後、げっそりしながら床に寝転がった。

無事に着替えさせた私。


よくがんばったよ……。

自分を褒めてあげたいくらいがんばったと思う。


このまま眠れる……。

そう思った瞬間、先ほど脳裏に焼き付けてしまった彼の割れた腹筋を思い出した。


「っ!」


ガバッと起き上がって、真っ赤になっているであろう顔を手で隠す。


うぅ、しっかり見ちゃったよ……。


一瞬で眠気は吹き飛び、逆に体を目覚めさせられた。


「はぁ……お風呂入るか……」


ぐっしょりと濡れて、気持ち悪い。

私は盛大なため息をつきながら、お風呂場に向かった……。
< 20 / 262 >

この作品をシェア

pagetop