初恋エターナル

そう決めてたのに。



勝手に溢れる涙。



「っ……なんで……っ」



「っは、何泣いてんだばーか」



カヤは、クスッと笑って私の頭をこづくと、もう一度私をぎゅっと抱きしめた。



「俺は生きてるっつーの。たったの３年だ」



そう言っているカヤも、声震えてるのバレバレだからね。



それでも笑顔を作って、ゆっくりと離れる。



「行ってらっしゃい。＿＿＿架弥」



「……行ってきます。くるみ」



ブレスレットをつけた腕を光らせて、カヤは私に背を向けた＿＿＿……。