初恋エターナル
「お風呂場はここです、洗濯機に服は放り込
んでおいてくださいっ」
話をそらされたことに若干イラッとしながら彼のいる脱衣所の扉を閉める。
「さんきゅ」
扉越しに、お礼を言われた。
「洗濯機、スイッチ押しておいてください」
完全に、明日は授業中爆睡してしまう。
……勉強しないと。
私は、勉強机のライトスタンド以外の照明を消して、机に向かった。
「ふあ……」
意識がこちらに向いたのは、ちょうど夜中の2時をまわった頃だった。
あくびと共に、涙が浮かぶ。
「あれ……そういえば」
眠い目を擦りながら、後ろを振り返ると、ベッドでカヤが眠っていた。
人の家でこんなに寝れるのかな普通!?
私の寝る場所……。
うぅ、とダメージを受けながら、タンスから布団を出した。