初恋エターナル



「でも……その……それ、ごめん」


もごもごと、謝罪の言葉を口にする。


叩いてしまったのは私だし。


「別に、お前がアホっていうことがよくわか
 った」


なんだとっ!


落ち着いていた怒りが、また込み上げてくる。


「っ、とにかく、もうあんなことしないでよ
 ね」


「はっ、誰がガキに手出すかよ」


「はぁー!?」


ガキって……!

「だいたいあんたがーーーーー」


「つかさ、あんた……今日土曜日だけど?」


すました顔で、サラッとショックなセリフを吐いた彼。


怒りは、絶望感に変わった……。


「……せっかくお弁当も作ったっていうのに
 ……」


放心状態のまま、ベッドに腰掛ける。


結局昨日、寝たのは3時半だった。
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