初恋エターナル
「あんた、酒飲んじゃったんスよ」
お、お酒……!?
衝撃的な発言に言葉を失う。
わ、私ってたしか、まだお酒飲んじゃダメな年頃だよね……。
未成年だよね……!?
「捕まっちゃうのかな……!?」
月くんはサッと立ち上がり、冷蔵庫の中にあったペットボトルを私に手渡した。
「とりあえず頭冷やしてください」
月くんが私を見る目はまるで、「何言ってんだコイツ」とでも言うようで。
「あ、ありがと……」
冷えたミネラルウォーターは、暑くなった体をスーッと冷やしていく。
「え、じゃあ、私の家まで月くんが……」
月くんは、迷惑そうに顔をしかめながらうなずいた。
「背負ってきたっス」
頬を赤らめる月くんを見るのは初めてで。
なんだか私も照れくさくなって顔をそらす。