初恋エターナル
3. 再会。
今日はバイトがなく、買い物をして帰った。
今日は何作ろうかなぁ。
そんなことを思いながら、マンションの階段を登る。
そういえば、最近月くんバイトに来てないんだよね。
だから私1人で帰ってるんだけど。
店長も理由は教えてもらえてないみたい。
きっと高校生活で忙しいんだろうなぁ。
まだ沈んでいない太陽に照らされながら考える。
自分の部屋がある3階にたどり着き、通路を歩こうとすると。
「は……?」
私の部屋の前に座り込む人の姿。
ブラウンの髪の毛で顔が隠れており見えないけど、確かに見覚えがあるもので。
「か、カヤ……!?」
走って駆け寄る。
下を向く彼は……動かなかった……。