初恋エターナル



カヤは、反射的に謝る。


私がなんで怒ってるかもわからないくせに。


「私の気持ちなんて知らずに勝手に出て行って……っ!数ヶ月後また倒れてましたなんて!」


涙の膜が張る。


「……」


カヤは、下を向いたまま無言を貫く。


なんで……。


なんで、何も答えてくれないの……っ!


「俺はーーーーー……は?泣いてーーーーー」


「うるさいですっ!」


バコッ!


床にあったスリッパを思い切りカヤに向かって投げると、見事にカヤの顔に命中。


「いってー……」


「あっ……えっと、ごめん」


まさかの出来事に涙も引っ込む。


「……なんで泣いてるか知んねーけど」


カヤは立ち上がって、私の前にくる。


伸ばした手は、私の頭に優しくのった。


「言ってくんなきゃわかんねーよ?」


優しく微笑まれる。
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