初恋エターナル



ダメだ、この人全然わかってない……。


もうなんか、どうでもよくなってきちゃった。


無事だったんだからもういいじゃん。


こんなことで怒ってた私が恥ずかしいよ。


「……とりあえず、お風呂入って温まってきてください」


聞くと、朝の9時ほどから私の部屋の前で座り込んでいたらしい。


体も冷たくなっているだろう。


カヤをお風呂場に急かした。


「……ん、ありがと」


カヤは、私の頭から手を離してお風呂場へ行く。


その間にごはん作らないとな。


私は早速、スーパーで買ってきた食材を取り出す。


また……カヤが戻ってきたんだ。


さっき頭撫でられてたのかな!?


今思い返すと、すごく恥ずかしくなる。


やっぱり……好きになっちゃったんだなぁ。


そう思った。
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