初恋エターナル
「上がったー」
ごはんを作っていると、カヤがお風呂から上がってきた。
明るめの髪は、しっとりと濡れて濃くなっている。
それにまた、整った顔が色気を倍増させた。
「なー、明日って空いてる?」
カヤが私の背後に立つ。
何かあるのかな、と思いながら「ないよ」と返事する。
「……ふーん」
……。
え、それだけ!?
カヤは私のベッドに腰掛けてスマホを見ている。
何かあるのかも、って期待してた自分がバカみたいだ……。
少し恥ずかしくなりながらも、出来上がったごはんやおかずをお皿に入れる。
作ったのはホイコーローと中華スープ。
中華っぽいメニューで揃えてみたんだ。
「へー、お前ほんと料理できんだな」
カヤが、テーブルに並べられた料理を見て感心するようにうなずく。