初恋エターナル
「ありがとうございます」
褒められたことが嬉しくて、つい頭を下げてしまう。
「つかもう敬語よくね?お前いくつよ」
敬語だりーな、そう呟きながら足を伸ばす。
「18……だけど」
数秒、カヤは私を見て固まった。
気まずい沈黙が私たちの間に流れる。
「っは、マジかよ。高校生かー」
え、高校生以外なんかあったの?
も、もしかして中学生に思われてたり。
「か、カヤは何歳なの?」
"大人の色気"ってやつがあるから20代後半くらいじゃないかな?
いやでも、中身はすっごく幼いし……。
「バカ、お前今俺のこと幼稚って思っただろ。ちゃんとした成人だわ」
うっ……。
図星をつかれて何も言えなくなる。
「ったく……21だよ」