初恋エターナル
私のそんな儚い期待は、数秒後に全て崩れ去った。
「お前、意外とでけーのな」
「え、何が?」
私の身長って確か平均くらいだよね……。
いやそもそもでかいって何が?
「何がって、そーこ」
カヤが私の胸元を指差す。
なるほど、そういうことか。と、納得するとよりも先に怒りが湧き上がる。
恥ずかしさと怒りが混ざって、わなわなと手が震えるのを感じた。
数分後、意地悪く笑うカヤの表情を一変させたのはいうまでもない。