初恋エターナル
2. 有名人の2人。
「……」
「……」
「……」
「……」
ただいま、大変なことになっています。
日が暮れかけている夕方。
カフェの個室で、4人。
男3人の間には、なんとも言えないピリピリとした雰囲気が漂っている。
「あ、あの……何か注文しまーーーーー」
「お前は黙ってろ」
「はい……」
気を紛らわそうと、話題を提示してみたものの……。
ぴしゃりとカヤに怒られてしまった。
「で、俺は話すことなんてねーけど」
「俺たちはあるけど」
目の前の席には、顔の整ったお2人。
まるでテレビに出てそうなくらいのイケメンさんだ。
「早く終わらせろよ」
カヤはキャップを取って机に置いた。
と同時に、サラサラした髪の毛が姿を表す。
「椿……お前、何してんの」
右側に座る、垂れ目が特徴的な人が言い出した。