もう、離れるな 〜地味子×チャラ男の一途すぎる両片思い〜
だから、待った。
琴莉が、俺のところに戻ってくるのを。
それまでは、どんなに触れたくても、もっと近づきたくても、俺は我慢し続けた。
バレンタインでさえ、本当は琴莉と過ごしたかった。
琴莉からチョコを貰いたかった。
誘いたくなる気持ちを抑え続けていたんだ。
でも。
こんなことになるなら。
俺は待つんじゃなくて、もっと歩み寄る努力をするべきだった。
そうしたら琴莉が死にかけるなんてことに、ならなかったんじゃないか。
こんな……別れのメモを書かせなくて済んだんじゃないか?
あの血だらけのメモは教えてくれた。
琴莉の俺への気持ちを。
琴莉が俺を諦めようとしていたことも。
そんなこと、させない。
琴莉がこのまま俺から離れていくなんて、もう許さない。
俺は、なんとしても繋ぎ止める。
もう、怖いとか言っていられない。
俺はこの手に、琴莉を取り戻す。
絶対に。
琴莉が、俺のところに戻ってくるのを。
それまでは、どんなに触れたくても、もっと近づきたくても、俺は我慢し続けた。
バレンタインでさえ、本当は琴莉と過ごしたかった。
琴莉からチョコを貰いたかった。
誘いたくなる気持ちを抑え続けていたんだ。
でも。
こんなことになるなら。
俺は待つんじゃなくて、もっと歩み寄る努力をするべきだった。
そうしたら琴莉が死にかけるなんてことに、ならなかったんじゃないか。
こんな……別れのメモを書かせなくて済んだんじゃないか?
あの血だらけのメモは教えてくれた。
琴莉の俺への気持ちを。
琴莉が俺を諦めようとしていたことも。
そんなこと、させない。
琴莉がこのまま俺から離れていくなんて、もう許さない。
俺は、なんとしても繋ぎ止める。
もう、怖いとか言っていられない。
俺はこの手に、琴莉を取り戻す。
絶対に。