狂った愛はどんな色?
夏希の家で真希は夏希と共に家事をし、夏希のマンションから会社に向かい、歌の録音なども夏希の家でしている。
だが、夏希の家に逃げ込んでからは服などが盗まれることはなく、嫌な視線も感じずに快適に暮らせている。おかげで、きちんと食べたり眠ったりすることが再びできるようになった。
今日は土曜日で会社は休みである。本の挿絵を担当することになり、打ち合わせに行った夏希を見送った後、真希は掃除機を取り出して掃除を始める。
「今日と明日と休みだし、どこか買い物にでも行こうかな」
リビングから廊下、そして真希が使わせてもらっている部屋と順番に掃除機をかけていく。そして、最後に夏希の部屋を駆けるのだが、ドアを開けた時、机の上には彼が肌身離さず持っているはずのスケッチブックがそのまま置かれていた。
「あれ、忘れてってる……」
普段は、夏希がずっと持っているため、どんな絵を描いているのかは知らない。真希は興味が湧き、掃除機を止めてスケッチブックを開く。
だが、夏希の家に逃げ込んでからは服などが盗まれることはなく、嫌な視線も感じずに快適に暮らせている。おかげで、きちんと食べたり眠ったりすることが再びできるようになった。
今日は土曜日で会社は休みである。本の挿絵を担当することになり、打ち合わせに行った夏希を見送った後、真希は掃除機を取り出して掃除を始める。
「今日と明日と休みだし、どこか買い物にでも行こうかな」
リビングから廊下、そして真希が使わせてもらっている部屋と順番に掃除機をかけていく。そして、最後に夏希の部屋を駆けるのだが、ドアを開けた時、机の上には彼が肌身離さず持っているはずのスケッチブックがそのまま置かれていた。
「あれ、忘れてってる……」
普段は、夏希がずっと持っているため、どんな絵を描いているのかは知らない。真希は興味が湧き、掃除機を止めてスケッチブックを開く。