私(俺)の不器用な愛情表現



開会式は、



私も寝てしまったけど、前と同じく男子はみんな寝ていたらしい。



「煌なんてコックリさんになってたぜ?」

「いやー、もう子守唄にしか聞こえませんでした。」


うんうん。しかも、会場が温かかったからね。



普段はクールで凄い大人びてるけど、やっぱり子供らしさもあるよね。



なんて思った。





さぁ、明日で引退。


『頑張りましょうね!』


煌くんは私と目が合うと、そう口パクした。



うん、私も今、同じことを思ってたよ。



< 101 / 511 >

この作品をシェア

pagetop