私(俺)の不器用な愛情表現
「煌くんには、やっぱり1区が似合うね。」
「そんな事ないですよ。兄の方が似合ってます。」
もしかして、煌くんも私と同じだったのかな?
「うちからしたら、煌くんの方が似合ってるよ。」
どんな状況でも何かしてくれそうな。
そんな感じがしてならないの。
君はエース気質なような気がして。
「そう思ってるのは先輩ぐらいですよ。」
「そうかな?」
ずっとそう思ってたんだよ、私は。
高3の時だって。
君にはやっぱり1位が似合ってて、周りを笑顔にするから。
私には眩しすぎて。
君の隣にいるのは私じゃないって思ったの。