私(俺)の不器用な愛情表現



結局、昼ごはんは私の席に海上はやっぱり座らないって言い始めて、綺羅の隣の席の人と席を代わってもらった。



ご飯を食べ終えた頃、


『美麗先輩!』


後ろからそう声がして振り向くと煌くんが立っていた。



「煌くん!どうしたの?」

「いや、まーた勉強嫌だ。とか言ってるんじゃないかと思って。」


はい、全くもってその通りです。


「コイツ、いつもそうだから。」

「ちょっと!綺羅!!そこまで言わなくてもいいでしょー?」


なんて言い返すと煌くんはクスクス笑った。

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