私(俺)の不器用な愛情表現
「煌くん!」
「はい?」
「きっと、煌くんはカッコイイ走りで輝くんだろうね。」
これから1年、離れるけど。
それでも!私の元にその輝きが届くように走ってくれると嬉しいな。
「クス。じゃあ、俺からも。美麗先輩は、きっと!必要な人間で。あなたの存在は大きくて、頼れるエースですよ。」
そう言った彼は太陽のように暖かくて眩しく微笑んだ。
まるで、地元の高校駅伝で私がどんな存在になるか分かっているように。