私(俺)の不器用な愛情表現



「はるちゃんはさ、好きってなんだと思う?」

「その人の事しか考えられなくて。自分が自分でいられなくなるのが恋じゃないですか?」


そう考えると、私は煌くんじゃない気がするんだよね。


「美麗ちゃんは違うんですか?」

「理屈じゃなくて。自分の本能全てがこの人だって言うんだよね。もう、他の人と全然違うの。」


そう。煌くんだけ輝いて見えて。



あなただから、私は気づけるの。



あなただから、分かるの。



「それに、自分を偽らなくて済む。」


ありのままの自分を受け入れてくれるって。


何故か私は知ってるの。
< 186 / 511 >

この作品をシェア

pagetop