私(俺)の不器用な愛情表現
【公園で走りませんか?】
【いいよ!2時ぐらいがいいな。】
【分かりました!】
っていう会話。
いや、なんでそんな遠回しなの?
って言いたいかもしれないけど、私はこれがいい。
2人だけの世界にいるみたいで。
「じゃ、先輩も頑張ってくださいね。あ、勉強はもっとですよ?」
「余計なお世話じゃ!」
そう叫ぶと悪戯っ子の顔をして煌くんは走って行った。
「仲良いね。」
「そう?あぁ言っちゃったし、帰ったら走らないとね。」
「後輩くんも部活で頑張るみたいだし?」
「うん!」
きっと周りからは一緒に走るなんて思われてないと思う。