私(俺)の不器用な愛情表現



【公園で走りませんか?】

【いいよ!2時ぐらいがいいな。】

【分かりました!】


っていう会話。



いや、なんでそんな遠回しなの?


って言いたいかもしれないけど、私はこれがいい。



2人だけの世界にいるみたいで。




「じゃ、先輩も頑張ってくださいね。あ、勉強はもっとですよ?」

「余計なお世話じゃ!」


そう叫ぶと悪戯っ子の顔をして煌くんは走って行った。


「仲良いね。」

「そう?あぁ言っちゃったし、帰ったら走らないとね。」

「後輩くんも部活で頑張るみたいだし?」

「うん!」


きっと周りからは一緒に走るなんて思われてないと思う。
< 218 / 511 >

この作品をシェア

pagetop