私(俺)の不器用な愛情表現



1時間ジョグが終わって煌くんに声をかけると


「じゃあ、次は俺ですね!」


ってとびきりの笑顔で言った。


「先輩。」

「なに?」

「とびきりの応援お願いします。」


何それ!



大会でもないのに必要なの?


「…煌くんのカッコイイ走りを見せつけてやって!」

「クス。ありがとうございます。頑張ってきます。」


一瞬だけ笑うと、次からは真剣な顔になった。



うん、控えめに言って、世界一カッコイイ。



控えめに言わなかったら、



もう煌くんだけ。



この世で一番カッコイイ!



かな?



< 222 / 511 >

この作品をシェア

pagetop