私(俺)の不器用な愛情表現



一息ついたところで、私たちは家に帰る。



「分かれ道まで一緒に帰りませんか?」

「うん!」


私がそう言うと煌くんは嬉しそうな顔をした。



「週に3、4回会ってますけど、何故か分かりますか?」

「煌くんが来てるからでしょ?」

「そこは運命だと思う!って言ってくださいよ。」

「えー?…前は思ったよ。だけどさ、こうも続くとさすがに運命はないじゃん?」

「確かにそうですね。」


それに、2月になった途端に会わなくなったら、煌くんが来てたとしか思えないじゃん。


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