私(俺)の不器用な愛情表現
体操をして、一緒に並んで走り始める。
「1年の時、俺たち紙飛行機飛ばしてて。」
「えっ!?授業中に?」
「はい。」
「やるねー。でもさ、そう言うのちょっと憧れる。」
「先輩って破天荒ですね。」
「やってた本人に言われたくないんだけど!?」
って感じで盛り上がる。
うん。確かに、煌くんとなら話が耐えないかも。
、
、
、
*******
そうやって話してるうちに、15kmなんてあっという間だった。
「お疲れ様!」
「お疲れ様でした。そして、俺の勝ちですね!」
うん、すごく嬉しそうな顔してるね。
「何でも言うこと聞くよ。なに?」
そう言うと煌くんは顔をパッと明るくさせた。