私(俺)の不器用な愛情表現
「じゃ、今度どこが好きかとかオススメのアトラクションとか教えてくださいよ!」
「語りだしたら止まらないよ?」
「いいですよ、いつまでも聞くんで。」
ほんと、そこまで言ってくれるのは煌くんぐらいしかいないと思う。
「これで、大会の前の日に先輩から喝入れてもらえますね!」
「えっ?!うち、そんなことしないといけないの?」
「俺の事、可愛い後輩だって思ってくれてますよね?」
「全然?」
可愛くはないでしょ、あなたは!
「え、思ってなかったんですか?」
「こんな、意地悪で猫みたいな後輩、可愛いと思えないでしょ。カッコイイとは思っても。」
「美麗先輩の方が、猫っぽいですよ!」
そう言った煌くんは何故か顔が赤かった。